2011年2月15日火曜日

【尖閣ビデオ】視聴議員コメント集に思う

【尖閣ビデオ】

視聴議員コメント集

私の独断と偏見で分析してみた。


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110120/plc11012001270013-n2.htmより

福島瑞穂社民党党首
「車が道路でちょっとコツンとぶつかるような、あてて逃げるという映像だ。(挑発行為は)離れてるし、分からなかった。反日デモがエスカレートしている状況だ。国民に公開することは慎重であるべきだ」

反日でも考慮しているからか福島女史の認識は「車が道路でちょっとコツンとぶつかるような云々。」との認識であるが、真横からの衝突に対するコメントにしては無理があるし、女史のいつもの国民目線のわりにはこのコメントでの気持ちは国民を向いてないようである。コツンとぶつかったと言う認識も見識も理解できない。もしも彼女の車に横からぶつかったとしても彼女はきっとニコニコして怒らないと思う。


小林興起(こうき)衆院議員(民主党)
「向こうが逃げまどって、当たっちゃったということだ。衝撃があるような当たり方じゃない。ぶつかる瞬間はカメラの位置からして見えない」

民主党議員だから政府の判断を擁護しての発言だと思うが、船の航跡を見ての判断ならば素人の私より節穴。彼の車にぶつけたとしてもよっぽどの事がなければきっと文句を言わない優しい人なんだと思う。これが本当の議員の見解なら、彼に物を見る目はない。

田村憲久衆院議員(自民党)
「思ったよりは激しくないが、意図的にぶつけてきているのは読み取れる。当然、公務執行妨害だ。もっと早く公開すれば国際的にもっと違った世論の展開になった」

これが正解に近いと思う。自民党が与党の時にこれと同じ発言を出来るかが問題。

川上義博参院議員(民主党)
「公開はタイミングを逸している。外交カードとして持っておくのが日本にとってベストだろう」

民主党として昨今の中国の賠償責任なしの発言を見ても、中国を理解できてない事を露呈している。

加藤修一参院議員 (公明党)
「国民にできるだけ公開した方がいい。故意にぶつけていると判断できる状況だった」

これは国民の気持ちをよく斟酌しているが議員本人の見解と所感を述べていない。

阿部知子政審会長(社民党)
「ぶつかってきたという印象は強い。まだ処分保留中であり、政府として判断と善後策がきちんと提示されるべきだ」

福島党首よりは踏み込んでいるが対処に対しては抽象的な表現で逃げている。

前田武志参院予算委員長(民主党)「故意に衝突させたのは間違いないだろう。委員長としての立場上、個人の感想を述べるのは差し控えたい」

委員長の立場をうまく使って逃げた感じ。本人は内心立場に安堵したと思う。

中井洽(ひろし)衆院予算委員長(民主党)
「大変鮮明に衝突の状況が映っていた。政府側のチラチラした説明が、私どもにも十分に分かる映像だった」

事実にはよく直視しているが、対処に対しては立場上論評を避けている。彼は民主党に対しては忠誠的である。ただいつも中立な立場になければならない予算委員会の委員長としての運営は誰が見ても逸脱して民主党よりを露骨にしている。

武部勤衆院予算委筆頭理事(自民党)
「明らかに悪質な事案であることは間違いない。なぜ中国人船長を現行犯逮捕しなかったか。釈放はおかしい。国民に見てもらうべきだ」

この意見が国民の意見をよく代弁していると思う。

 礒崎陽輔参院議員(自民党)
「向こう(中国漁船)の意図的な衝突と見て間違いない。衝突の映像だけしかなく、これだけでは足りない」

編集されたビデオが短いためその見解もこのときには正しいだろうが、第三者的。

大(だい)門(もん)実(み)紀(き)史(し)参院議員(共産党)
「明らかにぶつかってきている。(中国船の船員は)淡々としていた。(ビデオの公開は)慎重にした方がいい」

前段は事件を正直に直視しているが、最後は中国共産党に配慮している。

山内康一国対委員長(みんなの党)
「2度目も故意であることがうかがえた。すごい大声で停船命令をしていたにもかかわらず(船員たちは)平然としていた。もっと早く公開していれば国際世論も日本に好意的になっただろう」

 正解だと思う。しかし今後の対処に対しては言明していない。

 片山虎之助参院幹事長(たちあがれ日本)
「(船長が挑発しているような…)のがあったね。はっきり見えないけど。(指を立てて?)そうそう。指を立ててたよな」

 ビデオを見ての事実だけを語るのみで多くを語るのを避けている。

笠井亮衆院議員(共産党)
「(中国漁船が)向かってきたと、少なくとも海保は説明していた。事件に関する経過と対処については政府の判断と責任においてきちっと決めることが大事だ」

 海保の説明と政府の判断と責任と言うだけで自分の見解と自分の対応を語っていない。後で何とでも言える発言に思える。

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それぞれの立場がありその立ち位置を考慮しての発言になるであろう事には理解を示したい。
がしかし、政府・国会議員各位がきちんと国民的見地で動かなかった事が結果的に一人の海上保安間の人生を弄んだ事になると思う。

私には保安官の義憤がよく理解できる。
私なら隠れた共犯者と相談してUSBを落とした事にし、拾った隠れ共犯者がアップロードすると言う筋書きを考えたと思うのに、彼はそんな工作をしなかったと言う事は、彼の憤りのない義憤の末の行動だったと思う。

最近各所でゲスト講演して「英雄」と持て囃される事を彼は面映い思いでいると思う。
彼はきっと
「これが真実だ!!」と言いたかっただけだと思う。

彼は無能な政府の犠牲者である。彼への代償は中国船への賠償要求額をはるかに超えて大きいことを日本政府は認識せねばならない。

しかしこのビデオを見て海保(日本)がぶつけられた後、逃げるばかりで手も足も出せない現実が大きな問題だと思う。

やっぱり憲法を改正するべきであると思う。

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