2011年4月11日月曜日

原発はもう無理です!!

この気象庁のデーターを見たら日本に原発はもう無理でしょう?
それでも政府が原発は安全だと主張し原発政策を推し進めるのなら、
率先垂範で東京都に建設しないと筋が通らなくなります。

(下図:1990年から2000年までの世界の地震の震央分布、マグニチュード4.0以上、深さ50kmより浅い地震)。気象庁HP ホーム > 気象等の知識 > 地震・津波 > 地震と火山
(下図:1990年から2000年にかけての 日本付近で発生した地震の震央分布図)

2011年4月9日土曜日

我田引水

産経ニュースの沖縄、米軍への共感じわり 地元紙は「普天間問題に利用」主張 について思うこと

 以前のブログに、田舎で養豚業を営んでた畜産家が不動産の開発で周りを民家に囲まれ追い出される話をしたが、下記の昔の普天間基地の写真はそれに似てる。
普天間は基地が先か、街が先か?

写真参考ブログ ミーチャンハーチャン Miicyan Haacyan      各黄色い字はリンクします
 1945年終戦当時らしい
1970年ごろ黒く塗りつぶされたところが普天間基地(軍事機密上で基地内は黒塗り)
2005年ごろ
 上記3枚の写真から決して民家の中に普天間基地が造られた訳ではない事が分かる。
 どちらかと言うと基地にすがって群がってきたような感じさえある。
基地の恩恵を得ていたはずである。
 なのに今更厄介者扱いにするのは随分身勝手で恩知らずみたいに思える。

 現状の普天間基地の状況は国内の密集空港と類似してるが、空港が先か民家が先だったのかを自問自答しての謙虚な発言を期待したい。
 これは福岡空港のリンクと伊丹空港のリンク、それと航空測量撮影士の部屋 さんのブログに各空港の航空写真があるので参照して頂きたい。

 とは言っても前回のブログに書いたように沖縄に対する米軍基地の依存度を所謂本土の人間は無視してはならない。
 そこで、再度米軍基地を九州へと訴えたい。
 私の妄想では熊本の天草あたりが抑止や経済効果を考えても有力な気がする。
福岡に航空自衛隊芦屋基地がありそこと差し替えるのも一つの案だと思うし、宮崎の航空自衛隊新田原基地と差し替えるのも案だと思うが私的には天草が良さそうに思う。

その我田引水的な根拠 
 
 私的に観光プラス唯一の被爆国日本として 米兵さんに是非長崎と広島を観光と言うより研修と言う形で見学してもらいたいと思っている。 
  それにせっかく思いやり予算を米軍に提供してるのだから、少しでも休暇に日本国内に還元させる為に上手にアメリカサイドと交渉して契約時に明文化するべきとも考えるのでその事も比較対象して見た。
1、福岡の航空自衛隊芦屋基地
  立地条件的には最適だし、航空自衛隊と普天間基地の差し替えだから経費的にも有利である。近隣には農地が多く、そのくせ新幹線までの距離も近く米兵さんの休暇の際は各観光地へのアクセスにも優れている。 
 遠賀川駅から飛行機はないので列車で広島駅まで 1時間33分、同じく列車で長崎駅まで2時間53分と手ごろな感じがする。

但し、とんと近くにボートレース芦屋があるのでそこが難点のような気がするし、それにちょっと便利すぎて波及効果が少ない感じがする。
 韓国はアメリカとの同盟国だから良いとして北朝鮮に近すぎる点も刺激が強すぎるかもしれない。

2、宮崎県の航空自衛隊新田原基地
  福岡に同じく立地条件は良いと思う。まわりは同じく農地が多く、 日豊本線にも近いのだが、最寄の高鍋駅から福岡まで飛行機を使っても約2時間46分、福岡まで列車のみなら約4時間11分。
 私的にはせっかく米軍基地が九州に来るなら経済効果が高いほうが良いと思う。
 その観点から見ると福岡他までのアクセスに難点があるように思う。
 
 高鍋駅から長崎駅まで飛行機を使っても約 4時間51分、新しい九州新幹線を使って列車のみなら約5時間51分。ちょっと遠いように思う。
 却って高鍋駅から広島駅まで飛行機を使うと4時間9分、 飛行機を使わず列車のみだと5時間8分で、長崎へ行くより広島への方が時間的には近くなるがいずれも4時間以上はちょっと長いような気がする。
 それに抑止と言う観点から見ると、太平洋に対しているが北朝鮮のアジアを向いてなくそっぽを向いてる感がある。

3、熊本の天草空港近隣に新設案
 長崎観光及び研修的に考えると天草郡芦北町の富丘港から長崎の茂木港までフェリーで70分。茂木港から長崎駅までバスで約20分。
 天草空港から広島まで飛行機を使って2時間31分。
 天草空港から福岡まで飛行機を使えば 1時間2分。
 天草空港から熊本空港まで飛行機なら 約30分。天草から熊本まで列車は無いのでバスを使うなら約2時間15分。
 3月から九州新幹線が開業したので熊本から鹿児島まで約1時間で行ける点を考えると九州の南北への観光のアクセスも良い。
 即ち米軍さん達の休暇日の慰労や観光的見地からも我田引水かも知れないがバリエーションが豊富なように思う。

 しかし、ここには差し替えるべき航空自衛隊はないのが難点だが、反面新規開発と言う事で地域振興の効果も大きい。

 ちなみに天草における熊本県の県有林が、熊本県林業統計要覧(平成20年度版)の199~200pによると852.45ha ある。

☆ 
 以前のブログにも書いたように米軍兵による犯罪も米軍の努力もあって沖縄のそれと比べても低いと言うデーターも真摯に判断材料として欲しい。

 上記3箇所のみで比較検討してみると、北朝鮮に対する抑止の観点からも経費的にもボートレース場を除けば米軍の普天間基地と1、の航空自衛隊芦屋基地の差し替えが一番優れているように思われる。

 しかしながら経済効果の観点からは我田引水かも知れないが、所謂九州本土からは島でワンクッションある点も考えると、天草空港近くに新設した方が後々良いように思う。米兵さん達も勤務は島内、休暇は島外とオンオフがし易く購買・消費意欲が旺盛になるように思える。
 もちろん日本の国防に対して全日本的見地からの丁寧な島民の方々への説明を優先させるべき事ではあると思うが、順序的にはその旨の話を秘密裏に首長とコンセンサスをとることが先決だと思う。
 昨今は何かと知る権利を楯にメディアの不見識な論調で国民はマインドコントロールされ易い。

 かつての小泉総理電撃北朝鮮訪問のように、慎重かつ丁寧な根回しは英断の前の必須条件と考える。

 冒頭の写真三枚を見ると、沖縄の言い分は養豚業を営む畜産家の隣に後から来た新興住宅に住み着いた住人に迷惑だから出て行ってよ!と言われてるようで、本末転倒な話の様な感じがするものの事ここに至っては、所謂日本本土で日米安保のメリットとデメリットを背負わなければならないと思う。 


 「沖縄に米軍基地はいらない。だけども地域振興策は欲しい。」との言い分も身勝手な様でもあるが、戦後の沖縄の歴史を考えると考慮すべき大事な事案である。


 普天間から米軍が離れると必然的に抑止力が低下する。そして日本はそれに見合う日本独自の国防力の強化及びその沖縄への配備が重要になってくる。
 故にその事も日本国内の防衛費増が必然である事をアメリカとの交渉時に毅然と説明し、その分思いやり予算の削減がやむおえない旨をきちんと説明し交渉しなければならない。 

 今の日本の状況では「ない袖は触れない!」とトモダチに正直に話すべきと思う。


 本来なら憲法第九条に縛られた自衛隊を憲法改正して自衛軍にする必要があると思うが、残念ながら普天間移設には間に合わない。

 以上が私の我田引水的な偏見に溢れた妄想である。

妄想ついでにもう一つ。

 もしもこの構想が良しとなったとしても、対外的にまともに打ち出しても駄目だと思われるので、まずはインパクトが強くもっとも北朝鮮に近い長崎県五島市の福江島分屯基地(航空自衛隊第15警戒隊)案と福岡の航空自衛隊芦屋基地を検討中とぶち上げといた方が良いだろう。どちらかと言うと匂わせる感じが良い。


 そしたら、きっと北朝鮮と中国はクレームをつけてくる。

 
 北朝鮮は得意のニュースのアナウンサーに日本非難を叫ばせるだろう。


 そこでやむを得ずと言う形で、本命の天草案を俎上に載せる形を取れば良いと思う。それでもブツブツ言うだろうが、日本サイドは一応譲歩する形を見せているので世界の世論には強引な印象は持たれ難い。

 ここでは一応天草案を例にとって妄想してみたがこれはあくまでも例えばの夢想である。
 しかし、私の天草案に限らずこれと政府が腹をくくれば事を慎重に運ばなければならない。


 根回しする相手はアメリカ政府、代替基地の県知事とその市町村の首長、市町村の有力者等を選び極力最少人数に絞ったが良いと思うが、その順序も重要になってくると思う。

 そして代替基地受け入れ市町村には、国としての誠意を最大限見せるべきだと思う。


 本当は知事会会議で日本全体の国防的見地から代替基地を議論し、各県が逃げること無く結論を出すのが良いように思うが、多分立地的に無理筋と知りつつ大阪が手を上げるくらいだろう?

 以上、てな具合な腹芸の出来る政治家がいれば良いな~と思うし、その時は悪役に徹する位の度量ある政治家がいれば良いな~と夢想する我田引水的な私の妄想です。

そう言えば昔NHKで「夢で逢いましょう!」と言う番組があったな~。

今日は良い夢が見れそうな気がする! 

もとい、平民の夢幻(fantasy)です。
 




2011年4月6日水曜日

原発事故は天罰!!

石原都知事は「津波は天罰ダ!」と発言し、その後多分選挙を意識しての発言撤回だろうと思うがちょっと残念だった。

民主党の元衆議院議員は新燃岳の爆発の際「宮崎の火山が噴火し続けている。牛や鳥を大量に殺処分して、命を粗末にしていることに宮崎の大地の神様が怒り猛ってるように感じる。」とツイッターで発信し、メディア他から非難を受けた。

私は神を恐れる気持ちは大事な心得だと思う。

私だけかもしれないが、何かで頭を打ったり怪我をした時「何か俺って悪い事したかな~。」と振り返る事がある。

日本人にはそんな文化があるような気がする。

ちょっといけない事をした時よくお袋に「誰も見て無くても、お天道様は見ててごまかせないよ!」と言われたものである。

今の時代はそうでもなく「バレなきゃ良い!」なのかも知れない。

しかし、では鹿児島県出水市の鶴が鳥インフルエンザに感染した時になぜ出水市の鶴を殺処分しなかったのだろう?

答えは簡単、出水市の観光の目玉で人間の身勝手な判断である他ない。

その人間の身勝手で何万羽、何万頭の鳥や牛の命を粗末にした事だろう。

そんな人間の身勝手な行動に天地の神様の逆鱗にふれたのかも知れない。

何故なら、神様は人間の独占物ではなく地球上の生命物や太陽や月や宇宙全体を含めての神様だからである。

神様は人間様の私物ではないのである!

地震や津波でお亡くなりになった方々に対してではなく、人間の驕りに対する天罰のような気がする。

そこでタイトルの「原発事故は天罰」に入るが、財団法人福島県原子力広報協会を検索してみた。

その中の原子力防災訓練とは?

財団法人福島県原子力広報協会のHPによると、平成22年11月25日(木)~26日(金)に、県・関係町・国などの約200機関から約2400人の規模で原子力防災訓練をやったみたいである。

内容はこちら→財団法人福島県原子力広報協会のHP


この中に「訓練の目的」とあるが、訓練の大元の想定は発電所5号機の事故とあるだけで内容の設定がない。(ひょっとしたら、原子炉が地震により破損しての放射性物質放出とかあったのかも知れないが・・・。)

もし事故の想定がなかったとしたら、この防災訓練はただ当ても無く逃げるだけの訓練だった事になる。

福島原発の現状を見ると多分当らずと言えど遠からずではないかと思う。

ただ後手後手をふんで振り回されている。もっとどんな事故に対しての訓練をしていたら多分今みたいに右往左往してなかったのではないかと思う。

結果論かもしれないが、事故の内容の設定が無い所を見るとよっぽど原発は安全との確信があったことになる。

しかし、現実はその確信を裏切られた。

人間の驕りだったと思う。

神様からの天罰としか思えない。

約200機関、約2000人で二日間。

一体いくらお金がかかったのだろう?

この費用はどう分担されていたのだろう?

国内の原子力関連サイト ←をご覧頂きたい。

これだけの機関がありながら今回の原発事故の事前事後の体たらく!!

これは平成21年度ではあるが、経済産業省の原子力発電所の保安活動総合評価である。

福島第一原子力発電所の保安活動の総合表は添付資料7の中の7枚目にある。
1号機・3号機・5号機の評価は下から2番目である。
保安活動の総合所見の中に
○配水管の誤接続の事象に関して
その②放射性液体廃棄物を処理する施設と放射性物質を含まない廃棄物を処理する施設は区分して施設することを定めた技術基準へも不適合を長期間放置し管理もしないまま放射性廃棄物を放出したと言う放射性廃棄物管理上の設備管理面での課題があげられれ、これら課題に対する要因分析と対策を確実に実施する事が必要である。
とやたら難しい文面で書いてあるが、要は配管の管理がずさんと言うことである。

文章が難しいので斜め読みして深くは読んでないが、要は飛び切り安全に管理しないといけない原発をいい加減にやたらと多い関係省庁が管理と言えない管理をしている事である。

百歩譲って「原発は万全。」と信じきっていたのなら、

それが神様から下された「天罰」に他ならない。

それでも尚、人間社会が原子力発電事業を推進しようと思うなら、今回の犠牲をどう正当化しようとするつもりなのか?

万全と説明しようとする時、人間に対してきっと再び「天罰」が下ると思うが、如何せんその推進派だけには神様は天罰を加えない。

もう何の罪もない平民がその罪を被らされるのは辞めて欲しい!!

参考までに原発のグーグルマップを貼り付けてみる。

★福島第一原子力発電所


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★東北電力㈱東通原子力発電所


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こうやって見ると津波に対してあまりにも無防備に見える。
ちなみに津波の歴代最高記録はアラスカの525mらしい。